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あおのいえ

情緒不安定がお家芸の語彙力皆無加藤担

ホログラム押しと渋谷

  

突然ですが私は加藤さんが好きなくせに活字が超苦手。

寝る前に小説2行と加藤さんのソロ曲、星の王子様を聴けばそりゃもう

ドリエル飲んだかな?ってぐらいすぐ寝れる。

加藤さんのことを加藤・ドリエル・シゲアキって呼びたいぐらい寝れる。

 ドリエルもミドルネームかってぐらい違和感がないから多分加藤さんはドリエルだったんだよ・・・・・・・・(?)

 

まぁそんな活字嫌いな私でもやっぱ好きな人が作家なんすよ、ね??(圧)

なのでちゃんと眠たい目をこすって今まで加藤さんが出した本は全て読みました。

加藤さんが書いたってことを抜いても、人生の中で一番好きな本は

加藤シゲアキ著、閃光スクランブルです。(以下あらすじ)

 

  • 人気アイドルグループ、MORSE(モールス)に所属する亜希子は、自らのポジションを確立できず葛藤している。同期の卒業、新メンバーの加入と、亜希子を追い込む出来事が立て続けに起きる中で、年上のスター俳優・尾久田との不倫に身を任せていた。そのスクープを狙う巧。彼は妻を事故で亡くして以来、作品撮りをやめてパパラッチに身を落としていた。巧と亜希子が出逢った夜、二人を取り巻く窮屈な世界から逃れるため、思いがけない逃避行が始まる。互いが抱える心の傷を癒したものとは——。

http://www.kadokawa.co.jp/ss/arasuji.php

 

 

語彙力がないんで感想は簡単に述べますが、とりあえず後半からの疾走感がすごい。

芸能界をどこかカジュアルに、だけどドロドロとした下世話な世界を生きる、

交わることのないアイドルとパパラッチという二人が、逃避行によって互いの心の傷を癒していくストーリーが私はものすごく好きでした。

前半までは自分も毎日1ページぐらいしか読み進めれなかったんですけど、後半から始まる逃避行は一気に読んだ。次の日普通に寝坊した

 

ストーリーもだけど、私はこの単行本の装丁が大好きだ。

 

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目を引く黄色の背景に薄く広がる渋谷の街。帯下に隠れてるけど人の流れる様子や

シャッターを思わせるキラキラとした加工。

お話の最後に渋谷のスクランブル交差点で写真を撮るシーンがあるんですが、私はこのシーンが好きなのでそれをどこか彷彿とさせる表紙で見るたびにドキドキしてしまう

 

私はNEWSにハマってからキラキラしたものが好きになったんですがきっかけはこの装丁からです。それまでは「こんなキラキラしたもの目が疲れるわ(反抗期)」とびっくりするほどバカな理由で嫌いだったものが、この装丁を見て素直に「可愛い」と思ったのがきっかけ。私のバカな数年持った考えをいとも簡単に変えてしまった。

初めてNEWSのライブDVDを見る前に閃光スクランブルを読んだのがいけなかった、それから衣装とか照明とかペンラの海とか、ライブで見た景色もあまりに綺麗で、すっかりキラキラしたものが好きになった。

 

だから自然とこの装丁が気に入ったのだ。

 

 

私はたまらなくなって、この加工について調べるとこれは「ホログラム押し」と言うらしい、先生に聞いた所ホログラム押しだと一気にお金がかかる装丁になるんだとか。私はアイドルが書いた本にも、こんなにお金をかけてくれたことがすごく嬉しかった。

作家、加藤シゲアキの作品が改めて愛しくなった。

 

私は今、バイトの研修で週の半分以上は渋谷に行くんですけど、

スクールカーストの底辺にいた女なんで渋谷みたいなキラキラした場所が超苦手だったわけです。街を歩けばギャル・ギャル・チャラ男・外国人・たまにギャルみたいな。

田舎出身の小心者にはもう異世界かよ…って場所なんですね、渋谷って。

 

だけどこの本を読んで渋谷が好きになった

渋谷の騒がしさとかは未だに苦手だけど、渋谷の持つ世界というか。

いつも人で賑わって、大きな広告が立ってたり、大きな液晶から流れる最新の曲や、街中でも自由に奏でられる音楽とか。夜の渋谷の光で溢れている景色なんか最高に好きだ

加藤さんもこの渋谷で青春時代を過ごしたと思うと、その頃の加藤さんと同じ年齢の私も今この時代を生きてるんだな〜と感慨深くなる。

 

バイトの研修も全然興味のなかったアパレルだし、今まで覚えてきたバイトの内容を全部忘れて、新しいことを覚えるってことにすごい不安もあって辞めたいなぁとか無責任なことを思っていたんですけど、渋谷の駅前にある24時間テレビの看板を見てから出勤できたのが幸せだった。行きに「今日も頑張ってきます」と、帰りに「今日も頑張りました!」を心の中で唱えるだけで憂鬱も疲れも全部吹き飛んだ。

 

今はその24時間テレビの看板もすっかり別のものになって寂しいけど、辞めたいと思った研修も次の1回で最後。しばらく渋谷ともお別れになるけど、やっぱり私は渋谷が好きだと感じた19歳の夏でした。